昭和化学工業の求人ページ

就職活動では、「長く続く実績」、「事業に独自性や面白み」を重視して企業選びをしていました。関西エリアで説明会を行っている企業を中心に、メーカーや金融業界を中心にエントリーし、当社が最初に内定をいただいた会社でした。
できるだけ早く進路を決めたいと考えていたこともあり、採用担当者の方から丁寧で細やかな連絡を頂けていたことが大きな安心につながりました。さらに、内定者懇親会で出会った同期とも気が合い、ここなら頑張れそうだと確信して入社を決めました。
将来的には地元の大阪で働きたいという思いもあり、その希望も実現できたことを嬉しく思っています。

入社後は1か月間の新卒入社研修を経て、秋田工場で1か月の赴任前研修を受けました。その後、営業担当として東京支店に配属。最初はプール用塩素剤の販売を担当し、先輩社員とのOJTや代理店同行を通じて、実地で営業の基礎を学びました。
2年目からは県単位で担当エリアを持ち、直接取引で約50社、代理店経由を含めると数百社のお客様を担当。トラブルもありましたが、今振り返ると、お客様に育てていただいた期間だったと思います。
4年目の中頃からは経営企画室に異動し、海外事業本格化に向けた準備チームの一員として、販売体制構築や国内からの輸出フォローを担当しました。中国の北京赴任も経験し、安定稼働の見通しが立った段階で国内営業に復帰。その後は大阪支店（現、大阪オフィス）で営業担当として従事しています。

仕事で大切にしているのは、「聞く・調べる・提案する・巻き込む」の４つです。
コツコツと、お客様や業界関係者の声に耳を傾け、自ら調べ、最適な提案につなげることを意識しています。あるお客様で濾過器が変更された際、当社製品が使用されなくなっていました。そこで他の関連資材の提案から関係を再構築し、最終的に当社濾過助剤の取引を再開できました。お客様の声をお聞きし、問題点はなにか、他にお困りのことはないかを考え提案したことが良い結果になったと思っています。
また、当社とお客様の工場とで、製造担当者を含めて定期的に相互に勉強会を実施し、お互いに理解を深めながら“昭和化学ファン”を増やす取り組みも行っています。

印象に残っている出来事のひとつが、東日本大震災の際の対応です。
当時、東京オフィスが一時的に停止した中でも、お客様の工場は稼働を続けており、受発注をどのように継続するかが課題になりました。普段から受発注担当者との情報共有を密に行っていたため、全体像を把握しており、事業継続のため、直後に大阪オフィスへ派遣されました。大阪オフィスのメンバーと協力し、東京オフィス分の問い合わせ対応や受発注業務を担当。約2か月で通常体制に戻るまで、大阪で対応を続けました。
日頃の連携と、社員一人ひとりが各地域の特徴を理解していたことが、事業を止めない大きな要因だったと感じます。

昭和化学工業は、規模の大きすぎない距離感と風通しの良さが魅力です。
世代間研修を通じて他部署の方と交流できる機会も多く、Slackなどのチャットツールで気軽にやり取りできるため、部署横断の顔が見える関係づくりができています。
そのため、日常業務だけでなく、工場の生産性向上など現場課題にも営業が一緒に取り組むこともあります。部署を越えて力を合わせ、お客様や社内の課題を一緒に解決する。そんな一体感が当社の強みです。

外部環境の変化に合わせて会社も組織を柔軟に変化させています。
現在の私の役割は、自社製品を軸に、お客様の潜在的なニーズに応えるための仕入品拡充と提案力の強化です。そのために、社内外の情報を整理し、共有を進めながら、取扱品目を随時アップデート。営業全体の提案力を底上げし、より多くのお客様に昭和化学工業だからこそできる価値を提供していくことが目標です。

営業スタイルは、担当者によって異なりますが、私は、宿泊を伴う出張は月3回ほど、近地のお客様訪問は出来るだけ顔を出すようにしており、平日はバタバタと動き回ることが多いスタイルです。その一方、休日はしっかりリフレッシュの時間を取るようにしています。家でゆっくり過ごすのも好きですが、ドライブで自然を感じたり、喫茶店巡りをするのも楽しみです。
お気に入りスポットは大阪府の北摂エリア。都市部から近いながら、緑が多く癒されるエリアです。
最近は運動不足が気になり、そろそろ運動をしなければと、毎年12月の健康診断前は少し焦っています（笑）。