1933年から続く濾過助剤、珪藻土、パーライトのパイオニアとして
資源採掘から開発製造研究を行っています【東証スタンダード市場上場4990】

製品の安全性に関する情報

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製品の安全性に関する情報

当社は労働安全衛生法に則り、当社製品を取り扱われる事業者および業務に従事される皆さまに対し、危険性および有害性を適切にお知らせし、起こりうる可能性のある労働災害を低減し、また未然に防いでいくことを目的として、製品ラベルに安全性情報を表示するとともに安全データシートを発行しています。

これらにおける記載内容については、事業者が自らの責任において文献や試験結果等を根拠として独自で判断して危険有害性を分類し、ラベル等に表示することが義務づけられています。
当社は、JIS Z 7252および日本のGHS分類の指針が示された手引書である、経済産業省発行「事業者向けGHS分類ガイダンス」に従い、製品のGHS分類を判定し、JIS Z 7253に準拠した表示内容に統一しています。

また、当社が加盟している国際珪藻土製造者協会(IDPA:International Diatomite Producers Association)では、共同で製品の安全性に関する調査研究を行っておりますので、当社の記載内容には諸外国における最新情報も反映させていますが、当社製品の一部に該当する化学物質については、日本政府が参考情報として公表している内容と現時点では完全に一致しておりません。

1.当社によるGHS分類結果

当社は、JIS Z 7252および「事業者向けGHS分類ガイダンス」に従い、分類すべき全ての項目に対して調査し、製品の健康有害性について、発がん性および特定標的臓器毒性(反復ばく露)を、次のように分類しています。

① 発がん性

信頼性が最も高い情報源であるIARC(WHO国際がん研究機関)の評価を採用しています。
IARCにより未焼成珪藻土および融剤焼成珪藻土は「非晶質シリカ」に分類され、パーライトもこれに準じたものと考えられます。この「非晶質シリカ」に対するIARCの評価は、「グループ3(ヒトに対する発がん性について分類できない)」となっています。
当社は本評価を重視し、上記の「事業者向けGHS分類ガイダンス」に従って、これに相当する区分「分類できない」としています。

② 特定標的臓器毒性(反復ばく露)

信頼性が最も高い情報源である日本産業衛生学会「許容濃度等の勧告(2022年度)」の評価を採用しています。
ここでの評価は、珪藻土が粉塵区分の中で有害性が高い「第1種粉塵」、パーライトが結晶質シリカ3%未満の鉱物性粉塵に準じたものとして、その次の「第2種粉塵」に分類されています。
従いまして、いずれの製品も少なからず有害性があるものと判断し、GHS分類は「区分2(警告)」としています。
ただし、融剤添加での焼成過程において、比較的結晶質シリカの含有量が多くなる融剤焼成品は「区分1(危険)」に分類しています。

  • 当社の製品ラベルについて、掲載します。


※クリックで拡大頂けます

2.政府によるGHS分類結果

2018年5月にGHS分類の「参考」として公表されたGHS分類結果は次の2つに区分されており、次のURLの中で確認できます。

名称:珪藻土(結晶質シリカ含有率0.1%未満のもの)
CAS番号:61790-53-2
http://www.safe.nite.go.jp/ghs/17-mhlw-2085.html

名称:珪藻土(結晶質シリカ含有率0.1%以上のもの)
CAS番号:61790-53-2
http://www.safe.nite.go.jp/ghs/17-mhlw-2086.html